マイノリティ独女は今日も生きるのがつらい

普通をあきらめた限界女性の創作

朗読台本 詩 「線香花火」

「線香花火」

パチパチと静かに
火花を散(ち)らす線香花火
じっと見つめる、私とあなた

赤く膨(ふく)れ上がる玉が
落ちてしまうその前に
あなたに想いを伝えたいのに

明かりに照らされる
あなたの優しい微笑(ほほえ)みに
心奪(こころうば)われて何も言えなくなる

どうか気づいて
黄金(こがね)に弾(はじ)ける火花のような
私のこの、熱い想いに