マイノリティ独女は今日も生きるのがつらい

普通をあきらめた限界女性の創作

2020-09-10から1日間の記事一覧

朗読台本 詩 「月の囁き、星のうた」

「月の囁(ささや)き、星のうた」 藍(あい)色がどこまでも続く夜は 月の声に耳を傾(かたむ)け星の歌で眠ろう 1人見上げるこの空も悲しくなんかないでしょう? あなたの熱を感じる夜はもう来ないけれど 三日月が目を細めて微笑(ほほえ)むから私も顔を上げて笑う…

朗読台本 詩 「夜を越えて」

「夜を越えて」 濃紺(のうこん)の空が朝に染まっていく眠れない夜をまた越えてあなたの居ない今日がはじまる 傷は癒(い)えない悲しみは消えない独(ひと)りには慣れない 黄金色(こがねいろ)の月は顔色(かおいろ)を白く変え私を冷たく見下ろしている あなたの…

朗読台本 詩 「星をつないで」

「星をつないで」 眠れない夜 見上げた夜空の星たちを線でつなぐ 散りばめられた瞬(またた)く星をあといくつ辿(たど)っていけば あなたの元へ行けるんだろう せめてこの想いだけ流れる星に乗せて届けたい 遠く離れた、あなたの元へ

朗読台本 詩「祈り」

「祈り」 紺色の空に星の欠片(かけら)が流れたら目を閉じて祈ろうあなたの幸せをわたしの幸せを 叶わない想いなら届かない想いなら天(そら)の川に流してしまおう 辿(たど)り着いたその先ですくい上げた神さまが きっと優しい微笑(ほほえ)みをくれるから あなた…