朗読台本 詩「花火の夜」
「花火の夜」
濃紺(のうこん)の空いっぱいに
咲き乱れる大輪(たいりん)の花
胸の鼓動(こどう)を加速させる
身体中(からだじゅう)に響(ひび)く音
垂(しだ)れの余韻(よいん)に
切なさが色を落とす
触(ふ)れるか
触(ふ)れないか
もどかしいこの距離を
縮(ちぢ)める勇気が持てなくて
あなたの横顔をそっと盗み見て
呼吸も忘れるほどに
胸の奥をきゅんと鳴らして
溶けかけたかき氷で
火照(ほて)りを冷ます
湿(しめ)った風すら心地よい
夏色(なついろ)の夜
「花火の夜」
濃紺(のうこん)の空いっぱいに
咲き乱れる大輪(たいりん)の花
胸の鼓動(こどう)を加速させる
身体中(からだじゅう)に響(ひび)く音
垂(しだ)れの余韻(よいん)に
切なさが色を落とす
触(ふ)れるか
触(ふ)れないか
もどかしいこの距離を
縮(ちぢ)める勇気が持てなくて
あなたの横顔をそっと盗み見て
呼吸も忘れるほどに
胸の奥をきゅんと鳴らして
溶けかけたかき氷で
火照(ほて)りを冷ます
湿(しめ)った風すら心地よい
夏色(なついろ)の夜