マイノリティ独女は今日も生きるのがつらい

普通をあきらめた限界女性の創作

朗読台本 詩 「三日月」

「三日月」

あなたが嫌だと恥(は)じる
その欠点(けってん)さえも
私は愛しく思っているの

隙(すき)のない満月よりも
欠けた三日月のほうが
ずっと魅力的でしょう?

完璧なんて求めてないの
足りなくてもいい
そのままのあなたが
何より魅力的だから

ダメなところも全部
私が愛してあげる

ほら、今夜も三日月が綺麗だよ
のんびり眺(なが)めよう
肩を寄せて、二人一緒に