朗読台本 詩 「声をさがして」
「声をさがして」
夜はこんなにも静かなのに
あなたの声は聞こえない
月はその身を銀に濡(ぬ)らして
ただ、孤独(こどく)を嘲笑(あざわら)う
星は瞳(ひとみ)の奥でチカチカ揺れて
一粒(ひとつぶ)、また一粒と溶(と)けていく
わたしはじっとからだを丸めて
目を閉じて
耳を澄(す)まして
息を潜(ひそ)めて
あなたの声を、探してる
「声をさがして」
夜はこんなにも静かなのに
あなたの声は聞こえない
月はその身を銀に濡(ぬ)らして
ただ、孤独(こどく)を嘲笑(あざわら)う
星は瞳(ひとみ)の奥でチカチカ揺れて
一粒(ひとつぶ)、また一粒と溶(と)けていく
わたしはじっとからだを丸めて
目を閉じて
耳を澄(す)まして
息を潜(ひそ)めて
あなたの声を、探してる