朗読台本 詩 「首すじの熱」
「首すじの熱」
あなたが口付けた首すじが
熱を帯(お)びて疼(うず)く
深まる夜
眠れない私
あなたに抱き寄せられて見た
ハチミツ色に艶(つや)めく月を
思い出した溜(た)め息は
甘く、切ない
持て余(あま)した体
朝が闇夜を攫(さら)う前に
もう一度だけ、抱きしめて
「首すじの熱」
あなたが口付けた首すじが
熱を帯(お)びて疼(うず)く
深まる夜
眠れない私
あなたに抱き寄せられて見た
ハチミツ色に艶(つや)めく月を
思い出した溜(た)め息は
甘く、切ない
持て余(あま)した体
朝が闇夜を攫(さら)う前に
もう一度だけ、抱きしめて