マイノリティ独女は今日も生きるのがつらい

普通をあきらめた限界女性の創作

朗読台本 詩 「白鳥座」

白鳥座(はくちょうざ)」

大きな十字星(じゅうじせい)が
燦然(さんぜん)と輝く夏の夜(よ)は

あの白鳥(はくちょう)に飛び乗って
あなたのもとへ飛んでいきたい

あなたに会えたら
今夜の湿(しめ)ったこの風も
サイダーみたいに
爽(さわ)やかに香るから

夜空をひとっ飛びに
私を連れてって
愛して止(や)まない
彼の隣に