マイノリティ独女は今日も生きるのがつらい

普通をあきらめた限界女性の創作

朗読台本 詩 「アンタレス」

「アンタレス

息もできないくらいの情熱で
互いを求め合う夜は
さそり座のアンタレス
闇夜(やみよ)に一際(ひときわ)、赤く輝く

私の燃える心臓は
火花(ひばな)を散らして愛を叫ぶ

1秒だって、離れたくない
こうしてあなたに
触(ふ)れていいのは私だけ

尽(つ)きることなど知らない
今はただ、ごうごうと
燃える音まで聞こえる程(ほど)に
紅(あか)く、激しく