マイノリティ独女は今日も生きるのがつらい

普通をあきらめた限界女性の創作

朗読台本 詩 「星の川を泳いで」

「星の川を泳いで」

満天の星が
水面(みなも)のように煌(きら)めく夜は
星の川を泳いで
あなたに会いに行きたい

漂(ただよ)う星屑(ほしくず)は鱗(うろこ)のように
銀に光るばかり
いくらかきわけても
向こう岸には届かない

会いたい 触(ふ)れたい 感じたい

気持ちだけでは
あなたに辿(たど)り着けなくて

流れゆく星にただ、想いを託(たく)す
あなたに会えるその日まで